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有賀式−GS/PRIMEFORCEのメタボ診断とは


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● (1) GS/PRIMEFORCEがメタボな状態とは
 メインフレームで、ある機能を実現するためには、ハードウェア(CPU、メモリ、ディスク装置など)とソフトウェア(OS、プログラムなど)が必要です。
 機能実現に必要なリソース量と、ハードウェアの大きさ(能力)が近ければ、稼働率が良くなります。
 この適正値を求めるのが、見積り(CPU見積り、メモリ見積り)という作業です。
 御社のGS/PRIMEFORCE(以降GSと略)では、CPUやメモリを見積った結果が残っています?
 見積りを行わないと、必要以上に大きなハードを導入する傾向があります。これを
外のメタボ化(過剰投資)を呼びます。

 機能実現するためのプログラムやOSにも、必要とする適切なリソース量があります。
 プログラムの品質が悪かったり、パラメタの最適化がされていないと、使用するリソースが適正値より大きくなります。これを
内のメタボ化(リスク)と呼びます。
  例 無駄なテーブルサーチ、適切でないSQL命令、冗長したサブルーチンCALL、デバッグオプションの付加 等

 メタボな状態とは、機能実現に必要なリソース量と比較し、外のメタボ化、内のメタボ化により膨張している状態を言います。
 メタボな状態であっても、性能問題が起きるとは限りません。どちらかというと、気づかずに運用しているケースの方が多いと言えます。
 GSメタボ診断では、このメタボの状態が見える化され、正常な状態に近づける第一歩となります。


例えば、リソースをCPUで考えます。
ピーク時の
機能実現に必要なCPU100とします。
理想形のCPUサイズ150とします。このときのCPU使用率は、100/150 = 67% となります。

内のメタボ状態での必要なCPU200であるとします。
外のメタボ状態でのCPUサイズ600とすると、CPU使用率は、200/600 = 33% となります。

すなわち、理想形に比べて600/150 = 4倍の大きさのCPUを使っていることがわかります。

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● (2) オープン系はメタボ仕様
 メタボな状態は、システム障害やトラブルではありません。これは、人のメタボが病気でないのと同じです。
 
オープン系システムは基本的にメタボです。いくつか例を紹介します。
 搭載メモリ量で比較すると、中規模のGSは512MB程度ですが、今あなたが使っているPCはメモリを512MB以上を搭載していると思います。良い悪いの
問題ではなく、OSの設計思想の違いです。定期的にレベルアップしないとシステムが動かなくなる優れたビジネスモデルと言い表すこともできます。
 GSでは1本のオンラインジョブ(数10本のプログラム)はメモリ数MBで動作しますが、オープン系は一桁大きくなります。
 CPUの稼動率(使用率)は、GSは7〜8割使って当たり前ですが、オープン系は2〜3割と言われています。(外のメタボ)
 CPU使用率100%でも、GSは何ら問題はありませんが、オープン系は動作が不安定になります。

 システムが遅くなったとき、オープン系はハード増強が基本ですが、GSではハード増強しても問題解決しないことが多々あります。
 メタボな状態であっても、システムが右肩上がりのときは積極的にハード増強もされるためうまく回ります。しかし、システムが現状維持〜右肩下がり(新規業務がない、
他サーバへの業務切り出しが進む)になると、メタボな状態がコストの問題に直結します。

 この状況を把握するのがGSメタボ診断です。そして、今使っているGSの将来が見えてきます。
 次期システムはCPUをダウングレードするもよし、オープン化進めるもよし、そして今のCPUを再リースで使い続けるもよし。
 いずれもケースも、本質を見据え、安心してプロジェクトを推進することができるでしょう。

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● (3) メタボ状態のリスク
 メタボな状態は、リソースの無駄使い過剰投資以外にどのようなリスクがあるのでしょうか。
 プログラムだと、
  ・製造工程での品質に問題がある
  ・プログラムを実行する方式や環境に問題がある
  ・管理されていないプログラムが実行されている
  ・処理性能が悪い
 システムだと、
  ・バッファが枯渇する
  ・仮想記憶不足を起こす
  ・障害発生時、リカバリができない
  ・特定のリソースが性能上のボトルネックとなる
 業務の
スローダウンシステムダウンなど、システムの信頼性に大きな影響を及ぼす可能性があります。

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● (4) GSメタボ診断サービスの効果
 GSメタボ診断サービスは、3日間のPDL/PDAデータを使い3つのサービスを提供します。
  ・性能評価(チューニングのヒントを含む)
  ・メタボチェック
  ・性能予測
 メタボチェックや性能予測のコアとなる技術はCPU/IO頻度分析です。(詳細

 一般論の性能評価をしても意味がありません。
  →GSの特長を生かす性能評価をします。

 CPUが余っているというのは簡単です。
  →仮にCPU能力を下げたとき、業務はどのくらい遅くなるのかを提示します。

 「仮想記憶が足りない」と言うのは簡単です。
  →単に定義値を大きくすればよいのか、根本的な問題を解決する必要があるのかを提示します。

 年に一度のGSメタボ診断で、GS/PRIMEFOECEの信頼性は向上します。
 性能管理をしているお客様は、大事なことを見落としていないか、GSメタボ診断と比較してください。
 CPUリプレースの前にGSメタボ診断を行うと、CPU能力を下げられそうか判断できます。

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2008年3月作成
株式会社アイビスインターナショナル
代表取締役 有賀 光浩
株式会社 アイビスインターナショナル株式会社 アイビスインターナショナル 134-0003 東京都江戸川区春江町4-17-12
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